栃酪ニュース

栃酪育成の豪州産初妊牛の供給スタート!!

栃酪では、生産基盤対策の一つとして組合員の皆様の後継牛確保のため、豪州産の輸入牛を育成し初妊牛として供給しております。

「4月分の豪州産初妊牛の供給とりまとめ」にお申込いただいた組合員の皆様ありがとうございました。4月のホクレン市場情勢は、牛代(税込)97万〜100万となっており、厳しい導入情勢が続いております。

「豪州産初妊牛の供給とりまとめ」は、5月以降も毎月、供給牛のリストを発送いたしますので、引き続き、是非ご利用ください。

豪州の酪農について、栃酪輸入育成牛でお世話になっている磯動物病院の磯院長より解説【第2弾】を頂きましたので、下記のとおりご紹介いたします。

 

オーストラリア共進会

今年1月にオーストラリアのビクトリア州で開催された共進会に行って来ました。“デイリーウィーク”と称する酪農祭で5度目の参加でしたが、オーストラリアの好景気を反映し大盛会でした。

審査員は熊本の酪農家の松島氏で、日本人で二人目でした。出品された149頭に対する審査評価が高い関心を集めていました。カナダ・アメリカの共進会と同等レベルに達していました。

私が最初に訪れたのが23年前で、初妊牛の買い付けで立ち寄りました。この共進会は現地エージェント(家畜商)の乳牛担当のアンドリュウ・ベネファーザーと肉牛担当のブラック・モアの二人のポケットマネーでの開催が始まりでした。当時の出品牛のレベルは低く出品数も少なく、少し物足りなさを感じたことを覚えています。

また、セールも同時に行われ、欧米ではBSE発生以降オーストラリアから輸入牛を買うことが一般的となり、日本でも恒常的に輸入されています。

私もアクメ・コムスター・リリーの孫を輸入したことが懐かしく思われます。

 

(記事・写真:磯動物病院 医院長 磯日出夫)